ご相談/0048 ごまる様
- 2019/06/03
- 00:00

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【今日のテーマ】
ご相談/0048 ごまる様
ニックネーム:ごまる
件名:地頭の差のその先
※ [○○]の部分は管理者の判断で伏せました。
2人の[子]がおり、ともに同じ[某]中学を受験し合格。
中[○]・高[○]になります。
[長子]…小4で受けた無料模試が悲惨。大手進学塾に入塾を断られる。
私が付き添い勉強し、進学塾の上位クラスに入り志望校に合格。
理解は遅く、発想も平凡。理数系科目が苦手。おっとりして、真面目。
[二子]…最初から大手進学塾の最上位クラスに入塾。学校の成績も学科から副教科までALL◎(大変よくできました)。
[諸々で活躍して]学校行事に命懸け+雑な性格で、小6・秋にスランプで苦しむが、ほぼ自力で合格。
処理能力が高く、理解力がいいほう。担任や塾講師から『賢い』『発想が面白い』と言われる。
この[兄弟]を育ててきて、ことあるごとに地頭に差があるなと実感してきました。
大人からの[二子]の評価は高く、幼稚園の時から活躍の場が与えられることも多かったですし、全てをそつなくこなすキャパもあります。
『受験』ということなら取り組み方や頑張り次第で、何とか同じゴールにたどり着けるとも感じました。
たどり着く過程がスムーズか大変かの差だと。
範囲が決まったテストということなら、タイミングや内容・方法・体調次第で[長子]タイプが[二子]タイプに勝てる。
しかし、大学生活→→社会人生活はどうでしょうか??
[長子]が自力で[二子]のような子と同じラインにたてるとは思えません。
自力で発想の面白い研究や論文が書けるとは思えません。
社会人になって急に合理的で鋭い仕事ぶりになり、キャパが広がるとは思えません。
親力や親の分析の受験で同じ大学や会社に入ったとしたら、[長子]のほうが苦労するのが目に見えている。
なんなら潰れやしないか。
お子さん全員が東大理Ⅲに合格された佐藤亮子ママは、『問題はといてない、フォローをしただけ』と言います。
でも私は絶対に問題を理解していると思っています。
娘さんの東大二次の数学が簡単だったので焦ったと言っていました。
東大理三の二次試験(数学)レベルが簡単か難しいか分かるレベルまで理解していたということです。
数学や他の教科に最適な問題集を母親が選んでいるのも、内容を理解している証拠かと。
私はふと思います。
あそこまで強力な母親のサポートがあって合格した子と、サポートなしで合格した子。(東大理算Ⅲともなるとサポート無しは皆無かもしれませんが)
同じように大学・社会人生活を送ることができるのだろうか?
なってしまえば、ひょうきん者・癒し系とかの枠があるのだろうか。
桜井さんのおっしゃる
地頭に恵まれた子が特に意識していないことを、凡人は強く意識しなければ互角に戦えない
を、凡人はいつから自分で意識するのか。
いつまで親サポートが続くのか。
地頭の差があっても乗り越えた受験のその先。
その先がとても不安ではないですか??

ごまる様、はじめまして。
なるほどぉー。面白い!
受験掲示板に書き込みしたらフルボッコになりそうな内容だなあと思いながら読ませていただきました。掲示板を見ていた頃が懐かしい。
中学受験ブログもそういうところがありましてね、この内容だとブーイングでしょう。
「自分の子をそんな目で見ているなんて、絶句、唖然、[長子]が不憫でならない。読んでいて涙が出てしまいました」 と言ってくる人が必ずいるんですよ。
「ウソ言え! 不憫も涙もないだろ!」と言いたいところですが、受験掲示板も中学受験ブログも多勢に無勢なのです。
しかも、学校のレベルがわかってはいけないのです。最難関グループなら妬まれるだけで終わりますし、第二グループなら「その程度だったら兄弟とも優秀とは言えないわよ。どちらも苦労します。」なんて言われてしまうのです。
もっとぼかさないと、そのまま書くと危険ですね。こちらで伏せてありますが、私は見てしまいました(笑)。「おー! 確かに大ブーイング」と思いました。
さて、本題。
実際に地頭に差があったとしましょう。
[長子]が凡人で、[二子]で神童。
だけど今は同じ学校だからあまり心配していない。
その先が心配。
差が出ないだろうか。
もっと言うと、親がサポートして下駄を履かせてまで入学させた[長子]は、大学か社会人でボロが出ないだろうか。
そういう心配があるということですね。
さらに、親のサポートを受けて背伸びした子は、どのタイミングから律することを学ぶのかというご相談ですね。
「いかんっ! ブーイングになるように話を整理してしまった」
相談者様、そういう話ではないのです。
能力が50の子を80の場所に行かせる。その30の差を親がうめてやった。
30というのは「勉強」ですよね。「30の学力」ですよね。
勉強を教えたのなら、確かに相談者様の心配はあるかもしれません。
また、お子様の方も、勉強というものを学んだのなら、いつか律することが必要でしょう。
私はそうは考えていないのです。
「おまえの学力ならこのレベルになるだろ? それマズいじゃん。非常にマズいよ。だから父さんが一緒に勉強するからさ、何とか頑張って最難関を目指そうぜ」 そう言って子どもの今の学力以上のところを目指す。
普通に考えると無茶な話であることくらい小学生でもわかるのです。小5の子はもうだませないですよ。
中学しか出ていないどころか、その中学の授業もまともに受けていない父親が、この道で頼りになるはずがないのです。
でも、この父親なら何とかするんだろうなと思うから、一応最初はついてくるわけです。
近い将来諦めることになるんだろうなということもわかっているのです。
しかし、始めてみると様子が違ってきた。
本気の父親を見て「こいつはバカか? 正気か?」と思うようになる。
強引に何とかしようとしている。「おいおい本気じゃん」と思うようになる。
最初は呆れていたけれど、作戦を聞いていると何とかなりそうな気もしてくる。
そこから受験までの1年4か月の間に子どもは何を学んだのか。私は何を教えたかったのか。
「勉強」ではなくて、あの手この手で無茶な話に立ち向かう「生命力」を教えたいのです。この方法がダメならあの方法はどうだと限られた時間の中で次々と案を出し、即試し、実行し続ける姿勢が生み出す「とんでもない威力」を知ってほしいのです。
結果として、満足な学校へ進学できることになる。
振り返ると、「無茶なことしたなあ」という気持ちと、「なるほど、困ったときはこうするのね」という気持ちの両方があるはずなのです。
勉強のサポートだけならいつか律するときが来てもらわないといけません。
しかし、中学受験を利用して生き方を教えたのなら、受験終了と同時に自分で生きていく準備はできているのです。だからもう手を放していいというわけではなく、延長してもいいのです。生き方ならもうしばらく教える期間があってもいいのです。
「親力や親の分析の受験」とおっしゃるその「親力」とは何の力なのか。また、分析する様子を子がどのように受け止めたのか。ここがとても重要なのです。
分析してくれる親がいてラッキーとならないように、一緒に分析して分析力を学ぶなら、それは律するための学びだと思うのです。苦労するのが目に見えているどころか、楽になるのが目に見えているのです。
親がサポートしたらダメな子になるかどうかなんて、何を子に教えたのかわからないのに一概に言えないはずなのです。
渡れない橋があった。
さてどうしようと腕組みした。
そこから、驚きの作戦を次々と出してくる親を見て、なるほど、大自然ではこうやって生きていくのかあと思う。
迂回して行こうねとか、父さんが渡れるようにしてあげるからねとか、そういう話ではないのです。
ちなみに、私は娘が自力で活躍できるかどうかについて不安に感じたことはありませんでした。寧ろ、この受験勉強でずいぶんパワーアップしたなあと、生きる力の初級編はクリヤーしたなあと、ホッとした感じでした。良い機会をもらいました。
「こうやって解くのよ」という話と、「こうやって解くとうまくいくと思わねーか」という話は、結果がもたらす威力に差があるのです。
多くの師は「こうやって解くのよ」と教えるのでしょう。それは神童向きの指導で、凡人にそれをやると相談者様の不安を招く可能性があるのです。
わが子ですから、勉強ができればそれでいいなんて思っていなくて、私はもっと欲どうしいのです。律する女性になって欲しいのです。だからこそ、受験勉強をうまく利用するのです。
それに、そんな心配や不安があってもいいではないですか。そんな心配すらわいてこないよりマシです。
人生なんてわからないものですよ~。何が幸いするかわからない。中学受験に気づかなければどうなってたんだ? なんてよく思いますが、それはまたそれで、その状況から精一杯何かをやれば道が開けるのでしょう。
ところで、佐藤亮子ママ。そうお呼びして良いのかどうかわかりませんが、何が凄いって4人も気持ちが切れずに取り組めるところが凄い。私なら絶対に無理ですね。そんなに長期間頑張れません。
よく思うのです。何事も長期間頑張れないこの性格が、一流向きではなかったんだろうなあと。そこだけは親に似て欲しくないといつも思っているのですが…。
その継続力のなさ。
「似てあげようか?」 と娘が脅すのです。
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